【親子で楽しむ絵本】書評レビュー『はぐ』の見どころを解説!

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どーも、cedrobookのすぎです!いつも当ブログをご覧いただきありがとうございますm(_ _)m

◎当記事を信頼する担保

  • 筆者は現役会社員
  • 32歳2児の父親
  • 読書が趣味
  • だれよりもわかりやすくがモットー

といった感じです。

趣味の”読書”を活かして、紹介する書籍の購入を考えているみなさんの、お役に立てていただけたらと思い、当ブログを運営しております。かならず”読みたくなる””買いたくなる”書評ブログを提供します。だれよりもわかりやすくあらすじを解説していきますので絶対に損はさせません。ぜひ最後までご覧くださいませm(_ _)m


本記事では、

本屋に行ってどの絵本を買えばいいのかいつも悩みます。

『はぐ』ってどんな絵本か知りたいわ!

購入前に少しあらすじを知りたいです!

といったニーズに答えます。

はぐ (幼児絵本シリーズ)

◎『はぐ』佐々木マキ 著、イラスト

お子さんを”ギュッ”と思わず抱きしめたくなる、不思議と幸せに満ち溢れる絵本。『はぐ』という言葉の優しさ、柔らかさが心に響く特別な一冊です。子供が読んでも面白い、大人の心にも残る、つまり”最強の絵本”というわけなんです。

筆者も子どもたちの寝かしつけにこの絵本を読み聞かせをしていましたが、子どもたちが真剣に聞き入る表情がまたいいんです。そして読み終わる頃には体が自然とくっついてギュッとはぐして眠りにつく子どもたちは宝物だと日々感じます。ぜひ書評を参考にしていただければ幸いですm(_ _)m


【中田史上最高の絵本①】子供も楽しめて大人の心にも残る絵本4選

◎オリラジのあっちゃんもこの絵本について紹介していますので、合わせてご覧くださいませ。


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書評レビュー『はぐ』

はぐ (幼児絵本シリーズ)

◎子供にとって面白い、そして大人の心にも残る絵本、

それが『はぐ』です。

Amazonより引用

◎Amazonの購読者の評価も高評価になっている一冊です。

ehonnavi.netより引用

著者でイラストも描かれているのは、”佐々木マキ”さん。『やっぱりおおかみ』などの多数の絵本を出版されていて、1966年から2002年まで青林堂が刊行していた漫画雑誌”ガロ”掲載の『よくあるはなし』で漫画家としてデビューし、イラストレーターとして多数の装画や挿絵を手がけている有名な漫画家さんなのです。

村上春樹さんのデビュー作『風の歌を聴け』の本の表紙を手がけたのも佐々木マキさんなんです。ここから村上春樹さん作品の何冊かの表紙を飾っています。そのうえで絵本作家なりメジャーになられた方なんです。

この絵本の推し目

佐々木マキさんについて調べたところ、それがなんと筆者も子供のころに挿絵を手がけていらっしゃった『風力鉄道に乗って』という絵本を読んでいました。たしかに読み聞かせをしていて、なんとなく「あれっ」って思う部分がありようやくその謎が解けました。佐々木マキさんのイラストがグッと心に残るイラストであり、子供のころに読んだ記憶が今なお鮮明に覚えているのはこのイラストだからだと。さらに村上春樹さん作品でも見ていましたから、ずっとこのイラストを見た人生を歩んでいました。

この佐々木マキさんの作品の数ある中から、”佐々木マキ史上ナンバーワン”の絵本であり、筆者が選ぶ”史上最強のナンバーワン”である絵本でもあるのが、まさにこの『はぐ』になります。


『はぐ』の見どころ

まずこの絵本の特徴は、めちゃくちゃシンプルでめちゃくちゃ薄い。

冒頭は、「しずかな うみべです。』から始まります。

本屋に行って手にとってまず1ページ目を見開いてそして「買おう」となりますよね。いきなり海辺の絵とすがすがしい言葉から入るので冒頭から読者の目を引いてくれる一冊です!

本の内容はと言いますと、

ポイント

◎4組が再会する物語

登場するのは、

  • しまうまさんとらくだくん
  • わにくんとぺんぎんさん
  • おじさんとたこくん
  • ぶたさんときのこちゃん(女の子)

この4組が再会して『はぐ』をするというシンプルなストーリーです。

それぞれが再会して、「元気にしてた?」そして『はぐ』、「会いたかったよ」そして『はぐ』するという、とにかく『はぐ』するとてもシンプルですが、これが心に染みるのです…。

え?ただ『はぐ』して終わりじゃん!これのどこが面白いの?

たしかにそう思うかもしれません。

そこで今回はこのシンプルな絵本に詰まっている”不思議な謎”について、さらに深掘りをして見どころを解説していきます。


情報の余白と幸福

まず一つ目のポイントが、

ポイント

◎4組の再会に対して、情報の余白が多い

この絵本てどういうお話なの?

そう感じた方がいらっしゃるかもしれません。

しかしそれこそがこの絵本の醍醐味でもあり、読者である私たち大人や、聞いている子供たちがシンプルストーリーなストーリーに対して『仮説』をなんとなく組み立てながら読み進める。そしてそれが正しいかどうかの証拠が、最後まで結論には至りません。

つまり4組が再会して『はぐ』をするのですが、

Q:再会したそれぞれの関係性は何なのか?

  • 家族
  • 友達
  • 知り合い
  • 初対面

「どのような関係性なのか?」というのをまず考えさせられるわけです。

例えば、『らくだ』と『しまうま』の関係性を考えた時に、陸に生きる動物ですが同じ種族ではありませんよね。『わに』と『ぺんぎん』も同様に水に住む生き物ですがまったく別の場所に存在します。

しかし、『おじさん』と『たこ』を考えたときに一気に関係性は崩れます。唯一似ているのが、ビジュアルが似ているところになります。

ビジュアルが似ているから親密な関係にあるの?

しかし、最後の1組でそれも崩され、『ぶた』と『きのこちゃん(女の子)』ではビジュアルは似ていません。

種族も違い、ビジュアルも違う、何もかも違う二人が同じように『はぐ』をするのです。


関係性を探っていくにあたって、残された情報はもう一つ、『セリフ』に注目します。

しまうま”さん”と、らくだ”くん”

このように言います。

しまうまは、”さん”付けだけど、らくだは、”くん”付けなんだ!

そうなんです。これら4組の再会には、『上下関係』があります。

つまり、

  • しまうまさんらくだくん
  • わにくんぺんぎんさん
  • おじさんたこさん
  • ぶたさんきのこちゃん(女の子)

このように大小関係で表した時に、イコールの関係ではなく、あえて関係性にギャップを持たせているわけなんです。

ポイント

◎おぼろげだけど、距離感がある関係性

ぶたは”さん”付けだけど、きのこは”ちゃん”付け、友達なんだと感じ取れますがちょっと距離を感じますよね?


距離感が明確になったところで、さらに疑問になるのが、

Q:どういう理由で『はぐ』しているのか?

正直、何回も読み直しました。ぱっと読んでも情報が少なすぎて、『はぐ』して夕日が沈んで終わりというシンプルな絵本なので…。

そこで気づいたのが、『会話』です。

例えば、

①しまうまさんとらくだくんの場合は、

「会いたかったよ」

つまり、久しぶりに再会したんです。要するに毎日顔を合わせるような関係性ではありません。

しばらく会えていなくて、やっと再会できた相手なわけです。

なるほど…。なかなか予定が合わず会えなくて1年ぶりにやっと会えた時の感覚に似ている感じですね!

②わにくんとぺんぎんさんの会話では、

「元気にしてた?」

つまり、相手の状況がまったくわからないものどうしが再会しています。メールや電話でも連絡を取っていなくてしばらく音信不通だった状況が分かります。

③おじさんとたこくんの会話では、

「どこいってたの?」

つまり、別れ際がイレギュラーだったことが分かります。別れ際に「またね」とか「さようなら」というような別れになっているのであれば、相手の行き先が分かります。しかし「どこいってたの?」という再会になれば、相手の行き先が分かりません。非常に不思議な関係性です。

もしかしたら、たこ焼き屋さんから逃げ出したタコかも…。

④ぶたさんときのこちゃんの会話では、

「ふさしぶりね」

久しぶりの再会になります。直近では会えていないことがここの関係でも分かります。


この4組の再会から読み取れる関係性というのは、どちらも最近会っていない疎遠の関係であり、そのうえで肉親や親族でもなく、同じ種族でもありません。

最後のページでは、4組が『はぐ』をして、

「あえてよかった」

この言葉と同時に夕日が沈みかけていくところでこの絵本が終了します。

この4組の話は、ページをめくるごとに時系列で話が進んでいます。隅に描かれている船の動きで一日の流れを表しているんです!

つまり、

ポイント

◎時間が刻一刻と流れている

4組の再会と同時に一日の始まりと終わりを描かれていることが、非常に関心をそそられるわけです。


はぐ (幼児絵本シリーズ)

2013年9月に発売された絵本になるのですが、

例えば、ある人が読んだとしたらそれは、

日本経済新聞より引用

2011年(平成23年)3月11日に発生した東日本大震災とリンクするかもしれません。

震災で離れ離れになっていた2人が、

「会えてよかった」

と嘆く。

だから描かれているのが『海辺』だと主張する人もいます。

「生きてたんだ」

ということに繋がりますよね。

読んでも非常に共感を持てます。新型コロナウイルスで自粛していて、久しぶりに再会した時は、「会いたかったよ」と嬉しくなるはずです!

つまり、家族や親しい友だちには頻繁に会うことができる。しかし、

「あえてよかったよ」

という言葉には、

ポイント

◎今の自分にフィットする時が来る

そして最後のページの言葉が、

「おひさまがしずみます」

これで終わりになります。

普通の絵本ならば、迷子の子供がいろんなヒントを参考にして、最後にお母さんに会うことができてハッピーエンドですよね。

この絵本の特徴というのが、エンディングがハッピーで終わりということではなくて、単純におひさまが沈むという終わり方です。

  • 誰かと『はぐ』をする
  • おひさまが沈む

だからなに??

そう思うかもしれませんが、

人に会って『はぐ』をした時の喜びの瞬間というのは、

ポイント

震災やコロナに直面した時に、当たり前のことが本当の幸せと気付く

今日という一日が来てよかった!

みんなに会えてよかった!

当たり前じゃない状況が起こった時に、改めて喜びというのを感じることができるのです。

つまり、

はぐ (幼児絵本シリーズ)

この絵本の素晴らしさに気付くのは、

◎幸せから遠ざけられた時に幸せを感じることができる。

本当に幸せとはなにかをこの絵本が教えてくれました!

太陽が登って誰かと会って太陽が沈む。

これこそが本当の『生きるよろこび』になるのです。


以上が、『はぐ』についての書評レビューを解説しました。いかがだったでしょうか?

はぐ (幼児絵本シリーズ)

◎『はぐ』佐々木マキ 著、イラスト

子供にとって面白い、また大人の心に響く絵本『はぐ』

ぜひ一度手にとって子どもたちの読み聞かせにしてみてはいかがでしょうかm(_ _)m

合わせて読みたい

◎寝る前の子どもたちに読み聞かせにピッタリな一冊

Goodnight Moon

◎『Goodnight Moon』マーガレット&クレセント作

世界中で愛されている寝る前の読み聞かせ絵本『Goodnight Moon』鮮やかな色彩と優しく包み込むリズミカルな言葉で眠りにつく子供に読み聞かせる絵本にぴったりな一冊です。こちらも一度手にとって子どもたちに読み聞かせてあげることをおすすめします。書評レビューがありますので、こちらも合わせてご覧くださいませm(_ _)m

→『Goodnight Moon』の書評レビューはコチラ

最後までご覧いただきありがとうございました

当ブログでは、だれよりもわかりやすくをモットーに、

自己啓発書やビジネス書中心に、書籍の紹介、レビューをしています

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ありがとうございました。

では。

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